白き旋律
「…ありがとう。」


俺は紀紗を解放した。


「私、司を超えるピアニストになって戻ってくるから!!」

「うん!!
俺も、紀紗に負けないようなピアニストになってるから…!!」








そして、俺と紀紗はこの日から、

それぞれ別の道を歩き始めたんだ。


でもそれは未来のために。

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