短編集
「○○○だけど」
「やっぱり?…一緒に聞いてもいいかな?」
「え…あぁ、はい」






片方のイヤホンを女性に渡した。






不思議な子なんだな。




「あたしもね、この曲好きなの」
「そうなんだ?僕も」
「なかなかCDなくてさ」
「あぁ…売れてるからね」
「よく取れたね」
「PCから取ってるんだよ」
「そうなんだ?」






他愛もない会話が凄く楽しかった。





同じ曲が好きな女性。






目が合う度に笑い合った。






これが僕と君の出会いだった。







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