短編集
雄和は決して「馬鹿じゃね」とか言わない。





一緒に考えてくれる。





「あたしも頭よくなりたいっ」
「姫那はそのままで十分」
「でも…離れたくない」






だって可愛い子たくさいるって噂のT高だもん。




「心配すんなって」
「…うん」






頭を撫でてくれた。





雄和…あたし凄く怖いの。






別れたくない。





ほんの少しの遠距離でも心配だよ。






こんなに不安なのはあたしだけ?

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