FOREVER -永遠-



「……なよ」


「えっ?」



「そういう事、いうのやまなっつってんの!!」


今まで、そんなふうに逆らってきたことなんて


なかった。


だから、驚いた顔をしているのだろう



「子供の、あんたにはわからないよ」


分んない?


確かに、アンタの苦しみなんて


分んないでも


「なんで!、いつも死を求めて
逃げようとするの!!」


私は、直輝のこともあって


自棄になっていた。


「…たら
だったら、私はどうすればいいのよ!!?」


おばあちゃんが、泣きながら怒鳴ってくる



「そんなのも分んないの!!?
おじいちゃんは、アンタの死なんて求めてないでしょ
おじいちゃんだって、生きたかったのに
生きれなかったじゃん…そんな人なんていっぱいいるのに

自分から、命を落とそうとするなんて
最低だよ!!!!
他の人にも失礼だよ!!!
いい加減、逃げるのやめなよ
何年経ったと思ってんだよ!!!」




それから、おばあちゃんの返事はなかった。


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