FOREVER -永遠-
「ほらっっ」
もう一ド、彼が手を差し伸べてきた。
私は、その大きな手に自分の手を合わせて、
ゆっくりと、立ちあがった。
その時、みた彼の顔はとてもかっこよかった。
茶色い髪に、大きな黒い目
とても、とても、かっこよかった。
「何か、ごめんな?」
私は、気をとりなおして、
急いで手を離した。
何か、声も落ち着いてる…
「いや、こっちもちょっと急いでて
こちらこそ、ごめんなさい」
「背中、大丈夫?」
あっ、気づいてくれてるんだ…
「うーん、へ、いきかな?」
はっきり言って、全然大丈夫じゃないし…