FOREVER -永遠-
「じゃ、二人であきらめよーぜ
ちなみに、俺、若林 直輝」
わかばやしなおき…
何か、名前もカッコいいし
「でも、自電車は?」
「ここらへん、ホームレス多いから
適当に、分解してでも、誰かもっえ¥てくだろ?」
「そか」
「じゃーいこ、てか俺朝飯くってないから
腹へってんだけど、食べに行ってもいい?」
私も、すいてるからいいかも
「うん、私も食べてないからいいよ」
「まじ?じゃファミレスでいい?」
「うん」
「じゃ、後ろのって、
俺、とばすよ?」
そうィつて、直輝は走り出した。
何か、直輝の背中はとてもあったたかった。
ずっと、このままでいたいと思ったんだ。
初めて抱く感情に、私は温かい気持ちになった。