FOREVER -永遠-
「まぁ、あいつらも悪気があって言ってるわけじゃないしね。」
あいつら、それは先程言っていた彼女たちの事
いつも、なにかとギャーギャー叫んでいる。
昨日の、ドラマがこうだった、とか
昨日の、夢ごとても怖かった、とか
昨日、 超食べすぎた、とか
んなもんしらねーよ
私だって、友達とドラマの話は
するよ?でも、教室の
‘ド真ん中’で話す必要あるの?
絶対ないって
しかも、怖い夢をみたぁ?
小学1でもないんだから
そんなもんでさわぐな
確かにあたしだって、
お化けは怖いよ?
てか、本当にいたらの話ね。
証拠もないのに、幽霊だあーだこうだ
言うなっつーの
まぁ、お化け屋敷はこわいけど…
それに、昨日たべすぎたー?
だったら、ダイエットするか、今日の晩御飯をへらせ!!
そしたら、すべては収まる。
どっちにしろ、彼女たちはああやって、大声
出して、誰かの気を引かせようとしているのだろう。
「彩香、現実だけじゃ、この世の中生きていけないって」
彩香と、いうのは私の名前
田原 彩香 高校2年生
青春、真っ最中