FOREVER -永遠-
直輝の、一言で周りを見渡すと
愛莉も隆太もどこにもいなかった。
多分、曲がる所を曲がらないでまっすぐきちゃったのかな?
「あ、ごめん」
「お前なんか、あったのかよ?
さっきから、つめてーし…」
あったよ、
なんかあったよ
もう、やだ直輝なんていや
私は、人影の見える方へ走った。
これ以上、直輝と二人でいたくなかった。
「おい、まてよ」
でも、直輝にはすぐ捕まった。
「なんで、逃げるんだよ?
頼むから、俺の事そんな…さけるなよ
たのむ、から
好きだから、そんなに俺の事
いやがるなよ…」
「えっ?」