キャラメル スウィート
これは喜んでいいのかなぁ…。
なんか寂しい。
…って、あたしキャラ違いすぎ。
「そんなのいいから…」
「いや!だって」
そのとき、ガラッとドアが開いた。
入ってきたのは、可愛い女の子。
「恭ちゃーん!!!!」
そして、恭一に…抱きついた。
「恭ちゃんひどいよ!!
せっかくえりがお弁当作ったのにぃ…!」
「うお!絵里奈!?
お前何でここにいんだよ!?」
「恭ちゃんがえりのお弁当持っていかないからでしょお?」
誰 だ そ い つ
わざとらしく上目遣いで恭一を見るその女。
うっっっざぁ!!!!
明らかにこの女恭一のこと好きじゃん!
うあ…どうする??
悩みながら凝視していると、その女と目があった。
貼り付いたような笑顔であたしを見る。
「綺麗な子!
えりもこんな風になれるかなぁ??
ね、恭ちゃん!」
何でわざわざ恭一に聞く?
むかつく…
「恭一、」
「恭ちゃん、この人だぁれ?」
潰してやろうかこの女…。