夢と現実
「おじさんはなにになりたいの」


「おじさんは…」


「うん」


「星になりたいな」


「どうして星なの」


「綺麗じゃない」


「月のほうがいいよ」


「おじさんは小さくていいんだ」


「おっきいほうが綺麗だよ」


僕、お月様好きなんだ。

子供は青い空を見上げて言った。

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