君と生きる【実話】
同棲?
それからは、ほぼ毎日光星と会っていた
特に意味はない
しいていえば、光星は誰よりも強引で押しが強かったから、半強制的に
「なぁ、ここに住めば?」
いつもの行為の後、煙草をふかしながら光星は言った
即答で断ろうとしたけど、少し考える
もう仲間達には会わす顔がない
ここなら同じ市内でも、会う可能性はグンと下がるだろう
でも、情報は入るくらいの距離
ここにいれば男が養ってくれるし、寂しさも紛れる
‥ベストだ
「うん、そうする」
「‥ぇえ!?」
思わぬ瑠奈の返事に、光星は驚いた様子
「嫌ならいいよ」
「いやいや!住め!てか、一緒住も!」
男は嬉しそうに、瑠奈の髪をクシャクシャにした
利用するだけ‥
利用するためだけに
あなたを選んだの
罪悪感?
そんなのがあれば、人の泣き顔を見ることも少なかったのかな‥
ねぇ
どうして泣いてるの?
そんなに辛いなら
離れていいんだよ‥?
こんな私でも
人の泣き顔を見たくはない
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