君と生きる【実話】


眠りから覚めて、携帯の電源をいれる


多数の男からの着信やメール


うんざりしながらも、軽く目を通すと知らないアドレスからのメール


『はじめまして〜よろしく!』


一瞬、眉をひそめたが、すぐに女との会話を思い出した


『よろしく』


社交辞令のメールを打つ


着信やメールをよく見れば、仲間達からの連絡も多数あった


やっと想いが結ばれて、幸せだったはずの瑠奈と智也の破局


そして飛び交う瑠奈の噂



みんな心配してるだろう‥



でも、何も話すつもりはない




これで



これでいいんだ‥



自分に言い聞かせるように、見知らぬ男とメールのやり取りをする




みんなの気持ちも



智也の気持ちも




知らないまま―‥






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