君と生きる【実話】


瑠奈が目を覚ますと、光星はまだ眠っていた


起こさないように部屋をでて、洗面所で顔を洗う


すると、何か違和感を感じた




「これ‥」



その原因は、右手の薬指にはめられた指輪だった



某有名ブランドの指輪




なんで‥?


智也と別れて以来、指輪はつけてなかったのに‥




「‥あっ」



そういえば前に、光星とブランド誌を見てた時があった



そっと光星の元にいき、右手を見ると、同じ指輪がはめられている




これかわいいな〜


瑠奈がさりげなく言った一言を、光星は覚えていてくれたのだろう



なんだか少し、冷めきった心があったかくなった気がした




「‥ありがと」



眠っている光星に、小さく呟いた



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