君と生きる【実話】
涙を拭いて、みんなの元に戻る
「具合、大丈夫か?」
「うん。もう平気」
光星には雅也が、うまいこと言ってくれたみたいで、何も怪しまれなかった
チラッと雅也を見ると、目があう
「よーし、今日は瑠奈の誕生日だっ!飲むぞーっ!」
雅也達のほうから、そう聞こえてきた
みんなの笑い声が絶えない1日
たくさんの人が祝福してくれた、18回目の誕生日
智也がいなくなってから
何故、自分だけ生きてるのか
生きてる意味さえわからなくなった
智也の元へ行きたいと願った
でも‥
瑠奈は、智也達の分まで生きなきゃいけない
こんなにも、瑠奈を支えてくれる人達がいる
瑠奈のことを想って
瑠奈の幸せだけを願い
18年間、一生懸命生きた
大切な海斗‥
最愛の智也‥
あなた達の生きれなかったこの先を
私が、かわりに生きる
絶対に
幸せになるから―‥
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