君と生きる【実話】
ちょうど日付が変わった頃
「泊まってけよ」
お決まりの台詞
そんな周りくどく言わなくても
"ヤろうよ"
そう言えばいいのに
そんなことを思いながらも酒を飲み干し頷いた
寝室のにうつり、男は布団に寝転がる
「‥こいよ」
その横に瑠奈も入り込む
と、同時に男に引き寄せられて、唇が重なりあった
軽いキスのあと、瑠奈が笑みを浮かべると、再び唇を重ねて二度目のキス
どんどん深く激しくなっていく
男にあわせて顔の角度をかえながら、男の背中に手を回す
「慣れてるな」
そんな言葉も聞こえないフリをして、舌を絡めあう
時折漏れる瑠奈の吐息に、男はどんどん興奮する
男がどうしたら興奮するか
どういう仕草が好きか
どんな女を求めるか
そして
どうすれば恋に落ちるか
そんな男女のゲームは、とっくに攻略済みだよ
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