捨て猫に愛をください
縛
PM7:53
退屈なコンビニのレジを済ませてフラフラと公園を歩く。
高坂公園。
テツと出会った公園。
テツに会いたい・・・・・・
・・・会いたい・・・?
・・・なんで・・・・・・・・・。
ふと,鞄の中の煙草の箱を探す。
テツのリングが入ってる箱。
今朝会ったのに渡しそびれたこの箱・・・。
見たこともない銘柄でヘンテコなデザインの箱。
見てると吸い込まれるような不思議な気持ちになる。
中のリングは・・・・・・・・・・・・
無い・・・。
嘘!
なんで・・・・・・
カナミは煙草の箱を取り落とした。
中に入っていたはずのリングが無い!
・・・今朝はあったはず・・・
いや,放課後も・・・
記憶を遡ってみるが思い出せない。
どうして!?
なんで!!
鞄の中を探すが見つからない。
カナミは必死だった。
いっそ鞄の中身を全て出してしまおうか───と思い,痣まみれの痩せた腕で鞄を逆さまにしたその時────
ゴッ
「───────っ」
カナミは気付かなかった。
夢中になっていて背後に忍び寄る巨影に・・・・・・。
退屈なコンビニのレジを済ませてフラフラと公園を歩く。
高坂公園。
テツと出会った公園。
テツに会いたい・・・・・・
・・・会いたい・・・?
・・・なんで・・・・・・・・・。
ふと,鞄の中の煙草の箱を探す。
テツのリングが入ってる箱。
今朝会ったのに渡しそびれたこの箱・・・。
見たこともない銘柄でヘンテコなデザインの箱。
見てると吸い込まれるような不思議な気持ちになる。
中のリングは・・・・・・・・・・・・
無い・・・。
嘘!
なんで・・・・・・
カナミは煙草の箱を取り落とした。
中に入っていたはずのリングが無い!
・・・今朝はあったはず・・・
いや,放課後も・・・
記憶を遡ってみるが思い出せない。
どうして!?
なんで!!
鞄の中を探すが見つからない。
カナミは必死だった。
いっそ鞄の中身を全て出してしまおうか───と思い,痣まみれの痩せた腕で鞄を逆さまにしたその時────
ゴッ
「───────っ」
カナミは気付かなかった。
夢中になっていて背後に忍び寄る巨影に・・・・・・。