―雪女郎― 凪雛
第六夜
「・・・・・・という事がおこったんです。」








凪雛の座敷で6人が向かい合った。







「寿・・・」







呉葉が寿を見つめた。







寿は唇を噛みしめて、俯いていた。







「で、氷雨姐さん。凪雛姐さん・・・噂、本当のことでありんすか?」







織閖が、恐々と言った。







氷雨と凪雛は顔を見合わせた。







「姐さん方・・・」







「わっちが気になるのは、なんで寿がそんな噂を流したか、だ。」







呉葉が言った。
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