―雪女郎― 凪雛
「全てを・・・話してもいい頃じゃないのか?」
「だめでありんす!!」
女将の問いかけに凪雛は即答した。
「雪洞に・・・真実だけは話しません。知らない方が、雪洞は幸せでありんす。」
凪雛は、急いで座敷を出て行った。
「凪雛はまだ縛られているんです。・・・あの過去に。」
呉葉が遠慮がちに言った。
「風華は、身代わりになることを望んだんだ。あいつが気に病む必要はない。」
「凪雛は、怖いんでしょう。だから・・・最後の贈り物も使えない。」
氷雨が悲しそうに言った。
「あの行燈 アンドン・・・いや、雪洞 ボンボリか。」
「だめでありんす!!」
女将の問いかけに凪雛は即答した。
「雪洞に・・・真実だけは話しません。知らない方が、雪洞は幸せでありんす。」
凪雛は、急いで座敷を出て行った。
「凪雛はまだ縛られているんです。・・・あの過去に。」
呉葉が遠慮がちに言った。
「風華は、身代わりになることを望んだんだ。あいつが気に病む必要はない。」
「凪雛は、怖いんでしょう。だから・・・最後の贈り物も使えない。」
氷雨が悲しそうに言った。
「あの行燈 アンドン・・・いや、雪洞 ボンボリか。」