―雪女郎― 凪雛
「ごめんね、天秤。つい癖で・・・女将さんはなんて?」








「分かりんせん。さぁ、行きんしょう?」







天秤は、風華を連れて歩いた。







「失礼いたんす。」







「あぁ、天秤。御苦労。さぁ、風華。こっちに来んさい。」







当時の女将が、風華を手招きした。






女将の前には、三人の子供が座っていた。
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