―雪女郎― 凪雛
第二夜
「お藤、おいで。」
雪洞は、庭で黒猫と遊んでいた。
名はお藤 オフジ。
雪洞が座敷持ちに昇格したころ、美楼閣に迷い込んできた。
飼おうと名乗り出るものはいなく、全ての積を負うということで、雪洞が飼うこととなった。
「雪洞。」
後ろから、雪洞を呼び声があった。
「凪雛姐さん。何か用でありんすか?」
「いや、少し時間があいたんでね。」
そう言って、雪洞の横に腰をかけた。
「まさか、姐さんともあろうお方が。お暇だなんて・・・」
雪洞は、庭で黒猫と遊んでいた。
名はお藤 オフジ。
雪洞が座敷持ちに昇格したころ、美楼閣に迷い込んできた。
飼おうと名乗り出るものはいなく、全ての積を負うということで、雪洞が飼うこととなった。
「雪洞。」
後ろから、雪洞を呼び声があった。
「凪雛姐さん。何か用でありんすか?」
「いや、少し時間があいたんでね。」
そう言って、雪洞の横に腰をかけた。
「まさか、姐さんともあろうお方が。お暇だなんて・・・」