先生
言えるわけないでしょ…
矢田先生が
まだ大好きだなんて
教師のあなたに
言えるわけがない……
「言えません」
「言え」
「嫌です」
中尾先生ごめんね…
あなたが私を
心配してくれてるのは
すごくわかる。
だけど
これだけは
本当に無理なの……
「優月……」
「本当大丈夫ですから。
ていうか
私、授業戻る……」
そう言って
私はその場を後にした。
これ以上
中尾先生といると
泣き出してしまいそうだった……