先生

この空間にいることが
苦痛に感じた。


気がついたら
私は荷物を
握りしめ
立ち上がっていた……



みんなが
驚いていたように
こっちを
みていたけど
私は構わず
教卓の方へと進んだ。





そして
授業をしている
先生の前を
横切った。





「帰りまぁーす」




「どうぞー」





私と先生の会話に
誰一人として
口を開かなかった。


< 125 / 168 >

この作品をシェア

pagetop