先生

これから
どうしよう……


ただそれだけを
ずっと
考えていた。



授業が終わるまで
あと7分しかない。

それまでに考えないと
人がきてしまうよね……



私はどうすることもできず
グランドで体育を
しているのを
見つめていた……







「おい、優月…」

ハッとして
振り返ると
そこには



「矢田先生…」




「お前なにやってんだよ。
早く戻れよ」


そう言って先生が
私の腕を
痛いくらいにつかんだ。

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