先生

「やだ…」


私はそう言って
矢田先生を睨んだ。



「はぁ?
中尾先生にも迷惑かけんだろ」


そう言って先生は
私の腕をひっぱる。




お願いだから…
もぅ
ほっといてよ……





「離してよ!!
いい加減うざいから!!」


私はそう言って
先生の手を
振り払った。


初めて先生にたいして
本気で
イラついてしまった……




「勝手にしろよ」


先生は
そう冷めたように言うと
私を置いて
職員室へと
戻って行った……

< 128 / 168 >

この作品をシェア

pagetop