先生

『優月へ
会えるなら会いたいし
メールできるならしたい
でも今は我慢。
というかできない。
わかってくれ……

優月の弱点。
自分の思い通りに
いかなかったら
弱くなるところ。
人生はつらいぞ?
頑張ってな…

それと、
つらい思いさせて
ごめん』





ほら……

この人はどうしてこんなにも

私をドキドキさせて
くれるのだろう……



手紙の中には
先生のつらさも
先生の考えも
先生の優しさも……


いっぱいいっぱい
詰まっていた……




「先生…
ありがとう……」

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