先生

私と先生は
似ている気がする……

なんだかんだで
お互いがお互いに
気を遣っていて
すれ違ってばかりいた。

だけどどちらかが
心を開けば
もぅ片方も
自然と心が開く。


だからまず
自分が変わらなきゃ
いけないんだよね……





「優月…
ちょっといいか…?」


「はい?」


放課後、
私は中尾先生に呼ばれ
中庭へと向かった。

< 144 / 168 >

この作品をシェア

pagetop