先生

「先生…
はめましたよね……?」


私がそう言って
先生を睨むと
先生は


「お前がアホだから
悪いんだよ」




開き直られました……

本当この人
性格悪すぎ……




「優月、
もぅ矢田先生とは
関わるな……」


先生の言葉に
思わず
うつむいてしまう……



「俺、思うんだよ…
優月が矢田先生を
好きなだけなんじゃなくて
矢田先生も優月を
好きなんだなって……

だからこそ
お前から離れるべきだ。」





「でも…
矢田先生はもぅ
私のことなんて
なんとも思ってませんよ……」

私はそう言って
中尾先生に
微笑んで見せた。

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