先生
矢田先生を
想い続けるのは自由……
それを矢田先生に
伝えないって
自分の中で決めたから。
だけど無意識のうちに
態度にでていないだろうか……
日に日に溢れていくこの想いを
抑えきれるのだろうか……
「優月…
厳しいこと
言うかもしれないけど
教師から見たら
生徒は生徒でしかないんだよ。」
中尾先生の言葉を聞き
無意識のうちに
涙が頬を伝っていた……
「優月……」
「なんかすいません…!!
いろいろ
ありがとうございました
私そろそろ戻ります!!
それと…
迷惑かけちゃって
本当ごめんなさい……」
私はそれだけ言い残すと
その場を
走り去った……