先生
戸惑い
「…そういう事だから。
鈴、先輩によろしくね!!!」
「はいはーい」
私は鈴に笑顔で手を振ると教室を後にした。
実は私、
今から部活をちょこっと
サボって
行かなければならない
場所があります。
「せーんせっ」
私がドアを開けると
独特の薬品の匂いが
鼻をさした。
「おー優月!!」
私が訪れた場所は
『化学室』
実は昨日、
先生とメールをしていて
今日の放課後
先生と会う約束を
したんだ。
「こっちの部屋来な」
先生は笑顔でそう言うと
化学室の隣にある
準備に
私を招き入れた。