先生

部活に行ったものの
集中できるはずも
なかった。

「優月、どした?」

私の変化に気付いたからか
鈴が声をかけてくれる。


だけど私…
言えないよ……

先生に抱き締められたなんて
言えるわけがない……


「大丈夫〜
なんもないよん!!」




鈴が
真剣な目で
私を見つめていたけど
私は無理矢理目をそらし
部活へと戻った。

< 25 / 168 >

この作品をシェア

pagetop