先生

「先生〜」

私は先生の車に
駆け寄ると
ドアを開け
助手席に座った。


「先生仕事は?」


だってまだ3時半。
普通なら仕事の時間の
はずじゃ……

「大丈夫大丈夫、
お前は心配すんな。
お前と会うほうが
優先順位先なんだよ!!」


先生…
もぅ私、
ダメかもしれない……


「ありがとう!!」


そう言って
私は先生にぎゅっと
しがみついた。

どうしよう…
私、先生が
本当に本当に


大好きだ……



「今日もここでいっか」


そう言って先生は
いつもの場所で
車をとめた。


最近
車で会うときに
とまる場所。

行き止まりになってるから
人がくる心配もない。

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