先生

「常識的に考えて
わからなかったのか…」



「ごめんなさい…」


泣きながら
ただ
ひたすら謝った。



「正直、
矢田先生のことに関しては
許すつもりはない。
今すぐにでも
教育委員会に
言いたいところだ」


お父さんの言葉に


ショックで
声がでなかった……


そんな中
お母さんも
ゆっくり口を開く。


「優月、
矢田先生は
結婚してるのよ……
それなのに
優月に手をだして……」




何で…?
何で先生だけが

責められなきゃ
いけないの……?


私だって
同罪…
いや、
私のほうが悪い……


勝手に先生を
好きになった。

先生が
結婚してるって
知ってて
近づいた……


「やめてよ……」

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