先生
気が付いたら
泣きながら
叫んでいた。
「お願いだから…
先生から教師を奪わないで!!
教師のままでいさせて…
誰にも言わないでよ…
お願いだから……」
もぅ顔は
涙で
ぐちゃぐちゃだった。
「優月……」
「絶対関わらないって
約束するから!!
だからお願い……」
私は両親の前で
頭を下げ続けた……
お父さんが
ゆっくり口を開いた。
「今日、
先生が会社まできて
話をした…
矢田先生は
優月のせいじゃないんです。
だから優月だけは
責めないでやってください。
って言って頭を下げ続けた。」
その言葉を聞いて
ますます涙が
溢れた。
「だけどな、優月。
これが他の人に知れたら
お前も先生も
普通の生活ができなくなる。
それはわかるな?」
私は
泣きながら頷いた。