先生
そんな中
お母さんも泣きながら
口を開いた。
「優月、
これはあなたと先生だけの
問題じゃないのよ……
世間に知れたら
2人だけじゃなくて
家族も友達も
みんなみんな傷つくのよ。」
両親の言ってることは
正しかった……
この時はじめて
自分たちの犯した
罪の重さを知った。
「それにお母さんは
優月を…
大事な娘を…
傷つけたくないのよ……」
もぅ
苦しくて苦しくて
仕方なかった。
ここまで自分のことを
考えてくれる人たちを
私はなぜ
泣かせているのだろう…
親を泣かせるなんて……
そんなこと絶対、
あってはいけないことなのに……