先生

準備室には
私のすすり泣く音だけが
聞こえていた。


私には
泣くことしか
出来なかった…

最後の最後まで
先生を
困らせることしか
出来なかった……



先生はただ
泣いている私を
見つめながら




謝り続けていた……




「ごめんな……」

「優月、ごめん……」

「俺が全部
悪いんだ……
苦しめてごめん…」

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