先生

私は何で
こんなんなんだろう……


好きな人を
困らせている。

胸が痛くて
仕方ないよ……



「先生…
ごめんなさい…」




困らせて
ごめんなさい。
苦しめて
ごめんなさい。



好きになって
ごめんなさい……





「優月……」


先生が優しく
私に触れる。

まるで壊れ物を
扱うかのように

優しく優しく
触れた……

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