水色なお姫様



「かっこいいよね。修!!」

「みぃねぇは修派?美妃は勇!!」

「いいよねぇ。でも智もかっこいい」



何を言っているか訳がわかんない

あたしは、ふとポケットにあったケータイに手をやった。

すると、あの男の子が頭をよぎった。


”じゃっ、またね。”


ん?

ここで違和感に気がついた

ま・た・ね??

何でまたなんだろう??

初めて会ったのに・・・



「凛っ! 凛ってば!」



美妃の声で我にかえった。


「帰るよ、わが妹!あっ、みぃは先に帰ってるから
 美妃姫を送ってくるんだよ」


「はいはい、分かりました。」

「よろしい。じゃっ、」


といってみぃねぇはカランカランと鳴らして出て行った。
< 11 / 134 >

この作品をシェア

pagetop