水色なお姫様




「凛ッ!」


「美妃!何なのこれ?」


「転校生!」

「は?何でそんなんで、人だかりができんの?」


「あのね、ちょーかっこいいんだよ。」


「あたし、どうでもいいんだけど」

「凛、ノリ悪い。まっそれが凛なんだけどね。
 まっいいや。いこっ」



美妃に手を引っ張ってもらってやっとのことで人だかりを抜けられた。



ところが・・・

教室の中にももうひとつあった。

人だかり。きっとその真ん中に転校生とやらがいるんだろう。


ん?
でも、人だかりがある席って・・・・


あたしの隣‐‐‐‐‐‐‐!!!!

イヤーー!

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