水色なお姫様



「いやいや、そんな改まんなくていいから。俺、金谷修飛(かねや しゅうひ)。よろしく。」

そう言って、彼は手を差し出す。
あたしもとっさに

「雪白 凛。よろしく・・・」

なぜか自己紹介をしてしまった。


「ということで、俺たち友達になったし・・。メールしてもいい?」


「いいけど・・・」

そう言って、あたしはポケットに手を入れた。
ところが、

「あぁ!メアドは知ってるから」

へっ?!なんですと!!

「な、何で知ってるの?」

「俺、ケータイ拾ったじゃん。そんとき、あっこの子とはもう一回会えるな。と思って登録しといた。」

何なんだこの人!

「あぁそう。。」

あたしが微妙な反応したのに、二カッと笑って

「じゃな、凛」
と、てを振って帰っていった。
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