水色なお姫様






「もしもし・・・?」

「あっ!もしもーし。俺オレ」

「おれ?」

「あっ、修飛」

「あー公園の。」

「そう。思い出してくれた?」

「まぁ・・・。って、あっそぉだ!!あんたアイドルだったんだね」

「あーバレタ??ってか、修飛でいいから。」

「じゃあ、修飛さ。あたしにばれても良かったの?あんだけ顔見せてれば気づいちゃうんじゃとか思わないの?」

「まぁ。凛ならいいかなと。でも、あんだけ顔見せても気づかないのって凛位だよ。」

「ふーん。って、凛って言ってる?」

「だって、凛ジャン。」

「そうなんだけどさ。なんか慣れなくて・・・」

「もしかして、ドキドキしちゃってる?」

「そ、そんなわけないじゃん。」

「へー、可愛い。」

「冗談言わないでよ!!」

「はい。ごめんごめん。でさ、俺のことあんま友達とかに言わないでもらえる?」

「何で・・・?」

「大騒ぎになったら大変だし・・。凛にも迷惑かかるし」

「そうだよね。分かった。」

「じゃあ、そういうことで、バイバイ」

そう言って、修飛はぷつりと電話を切った。
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