水色なお姫様

補習





そんなことを考えていると、あっとゆうまに教室のまえに立っていた。






ガラガラガラガラー

戸を開けると、みんな自由にイロイロな場所で話したりしていた。





「おはよー。」

周りにいる友達たちとあいさつをしながら、あたしの席へと腰掛けた。



となりを見るとあいつの姿はない。

鞄もなく、ラケットを入れていたであろう大きなバックもない。




どうやら、あいつはこの学校にはいないらしい。


教室の片隅には、こちらを見て肩を落とす生徒の集団がいる。


きっと、あいつのファンなんだろう。




まぁ。あたしには関係ないけどね。
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