ときどき阿修羅!!
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朝食は、昨晩の残り物がテーブルに並んだ。
もちろん、練乳をトッピングした味噌汁なんて恐ろしいものは無く。
全てのおかずに練乳を絞ろうするタマキさんを羽交い絞めにするリセさん……どうしてそんなにエプロンが似合うんですか!?
「タマキ、オマエ……いい加減にしろよ、な!?」
な!? に力が入りすぎて、が!? に聞こえてしまうくらい、リセさんは、もうほんとギリギリなご様子。
そのエプロン姿、写メしていいですかー? なんて声はかけられそうもない。
「あまいものがたべたいあまいものがたべたいあまいものがたべたいホイップクリームにうもれたい……」
禁断症状!?
ホイップクリームにうもれてるタマキさん、めちゃめちゃおいしそうですけど! うん! つうか、むしろ、ホイップクリームにうもれている私を……キャーッ! 唯ってばおませさん!
空ろな瞳で呪文まがいに願望を羅列して、練乳を持っていない方の手は空を切る。
「わぁーかった! 一本、ダイレクトにイっていいぞ!
だから、他に被害を及ぼすな!」
「ホント!? 律ちゃん許してくれるの……?」
「仕方ないから許してやるよ。だから大人しくイっとけ。
……って唯ちゃん、どうして目、つぶってるの?」
「音声だけだと、スペクタルな妄想世界が……」
「や、何が?」