ときどき阿修羅!!
『ケイさん、随分と突然の発表ですが、ナオさんとはどれくらいお付き合いなさってたんですか?』
『そうですね。3日くらいです』
ケイは、スタンドマイクを握って……ああ、もう、かっこいい!!
『え? ナオさんは妊娠していると伺ったんですが……』
『ええ。3日前に知りました。3ヶ月前に彼女を襲ったときに仕込んでおいたのが当たったみたいですね』
にこやかにそう語るケイ様。
なんでこんなにかっこいいの!?
こんなにかっこいいのに、どうして結婚……。
しかも相手はヴォーカルのナオ。
私なんかケイ様と会ったことすらないのに!!
一緒に活動できるだけで幸せだと思いなって!
結婚するなんて……。
ナオ、末代までのろってやる。
私はテーブルに転がっているスプーンを拾い上げ、まだ半分以上残っているバニラアイスの表面に『ナオ』と書いた。
グサ、グサ、グサ。
私のケイ様を取りやがってえ!!
『そうですね。3日くらいです』
ケイは、スタンドマイクを握って……ああ、もう、かっこいい!!
『え? ナオさんは妊娠していると伺ったんですが……』
『ええ。3日前に知りました。3ヶ月前に彼女を襲ったときに仕込んでおいたのが当たったみたいですね』
にこやかにそう語るケイ様。
なんでこんなにかっこいいの!?
こんなにかっこいいのに、どうして結婚……。
しかも相手はヴォーカルのナオ。
私なんかケイ様と会ったことすらないのに!!
一緒に活動できるだけで幸せだと思いなって!
結婚するなんて……。
ナオ、末代までのろってやる。
私はテーブルに転がっているスプーンを拾い上げ、まだ半分以上残っているバニラアイスの表面に『ナオ』と書いた。
グサ、グサ、グサ。
私のケイ様を取りやがってえ!!