ときどき阿修羅!!
「じゃあ、まずは、うら若きレディーのお召し物を見に行こうか」
「え? レディーって私ですか?」
ウインカーを出しながら、涼しげな視線を私に向けるユキミさん。
「他に誰がいるんだい?」
レディーなんて、生まれて初めて言われた!
「うちに帰れば着替えがあるんで大丈夫です!」
「唯ちゃんの家はどこ?」
「南町です」
「じゃあ、一番最後だね。
アンディークショップとデパートで、そのセクシーな格好を見せびらかして歩く?」
と、私の胸元を指差す。
「あ……」
リセさんから借りた白いTシャツから透けて、ぱっくり真ん中で切れたタンクトップからうっすら見える素肌。
「タマキがやっちゃったんでしょ?
気持ちよく僕に弁償させて、ね?」
女性のように媚びた、それでも誠意を置き忘れていないとみえる笑顔が言葉を詰まらせる。
というか、こんな美男子に見つめられたら、何も言えなくなるから!
「いきつけのブティックがあるんだ」
ユキミさんは、声を弾ませながら、車を加速させた。
「え? レディーって私ですか?」
ウインカーを出しながら、涼しげな視線を私に向けるユキミさん。
「他に誰がいるんだい?」
レディーなんて、生まれて初めて言われた!
「うちに帰れば着替えがあるんで大丈夫です!」
「唯ちゃんの家はどこ?」
「南町です」
「じゃあ、一番最後だね。
アンディークショップとデパートで、そのセクシーな格好を見せびらかして歩く?」
と、私の胸元を指差す。
「あ……」
リセさんから借りた白いTシャツから透けて、ぱっくり真ん中で切れたタンクトップからうっすら見える素肌。
「タマキがやっちゃったんでしょ?
気持ちよく僕に弁償させて、ね?」
女性のように媚びた、それでも誠意を置き忘れていないとみえる笑顔が言葉を詰まらせる。
というか、こんな美男子に見つめられたら、何も言えなくなるから!
「いきつけのブティックがあるんだ」
ユキミさんは、声を弾ませながら、車を加速させた。