世界で一番大切なひと。


家に帰れば自慢のお母さんが迎えてくれる。


お母さんもお父さんも、授業訪問にくればみんな次々に、

「ここちゃんのお母さんきれー。」
とか、
「お父さんカッコいいー」


とか言ってくれる。


だからあたしの自慢だった。


それにそんな2人から生まれた兄のあきだって、何でもできて優しくて格好良くて、あたしはだいすきだった。
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