ふ しあわせの手紙
朝のSHRまではまだ時間はある。



綺麗な字、でも細すぎずしっかりとした字だったな。

特に目立つようなことをした覚えはなかったし、思っていたような呼び出しではないみたいで、ほっとした。


桐山さんって誰だろう。


入学してから三ヶ月が経つが、自分のクラス以外の同学年の生徒はまだ覚えていないからわからなかった。



考えながら小走りで図書室に向かう。
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