ふ しあわせの手紙
本題を切り出すと、桐山くんは落ち着き、話しだした。
「小学生のときさ、藤井の靴箱に不幸の手紙を入れたの俺なんだ。」
今更そんなこと謝るなんて、思いもしなかった。
「わかってたよ。あれ書いたのしゅんすけくんだって。」
やっぱりバレてたか、
と、呟いた桐山くんに向けて続ける。
「あの頃、しゅんすけくん私に対して意地悪ばっかりしてたし、あんなことするのしゅんすけくんしか居ないなって思ったの。」
「本当にごめんな。俺、藤井のことが好きだったんだ。幼稚だったから好きな子をいじめることしか出来なくてさ。」
予想外の答え。
ただ単に意地悪してきたわけじゃないんだ。
「でも、ちょっかい出しても藤井は気にも止めてないって感じに見えて、こっち見てほしくてさ、ずっと意地悪してた。」
「あの時はそれなりにショックだったんだよ。」
昔の話だから、もう気にしてないよ。と付け足す。
「小学生のときさ、藤井の靴箱に不幸の手紙を入れたの俺なんだ。」
今更そんなこと謝るなんて、思いもしなかった。
「わかってたよ。あれ書いたのしゅんすけくんだって。」
やっぱりバレてたか、
と、呟いた桐山くんに向けて続ける。
「あの頃、しゅんすけくん私に対して意地悪ばっかりしてたし、あんなことするのしゅんすけくんしか居ないなって思ったの。」
「本当にごめんな。俺、藤井のことが好きだったんだ。幼稚だったから好きな子をいじめることしか出来なくてさ。」
予想外の答え。
ただ単に意地悪してきたわけじゃないんだ。
「でも、ちょっかい出しても藤井は気にも止めてないって感じに見えて、こっち見てほしくてさ、ずっと意地悪してた。」
「あの時はそれなりにショックだったんだよ。」
昔の話だから、もう気にしてないよ。と付け足す。