ふ しあわせの手紙
「そうか、よかった。藤井に悪いことしてたなってずっと気になってたんだ。」
「転校するとき、鉛筆とメモ靴箱に入れててくれたの桐山くんだよね?」
桐山くんは頷いた。
「あれ見たら、しゅんすけくんのこと嫌な子じゃないんだなって思えたんだ。」
「転校前にちゃんと謝りたかったんだけど、あんな形でしか謝れなくて。」
「もう気にしないでよ。高校生になったんだしさ!」
そう言うと、桐山くんは安心したみたいだ。
図書室を出て教室へ迎う途中、なぜ転校したのか、名字が違うのか教えてくれた。
桐山くんは両親が離婚し、母親の実家で生活することになったので坂田から桐山になったのだ。
廊下で別れるとき、
「これからは友達だからね!」
と言うと、小学生の時と変わらない笑顔で笑って頷いてくれた。
「転校するとき、鉛筆とメモ靴箱に入れててくれたの桐山くんだよね?」
桐山くんは頷いた。
「あれ見たら、しゅんすけくんのこと嫌な子じゃないんだなって思えたんだ。」
「転校前にちゃんと謝りたかったんだけど、あんな形でしか謝れなくて。」
「もう気にしないでよ。高校生になったんだしさ!」
そう言うと、桐山くんは安心したみたいだ。
図書室を出て教室へ迎う途中、なぜ転校したのか、名字が違うのか教えてくれた。
桐山くんは両親が離婚し、母親の実家で生活することになったので坂田から桐山になったのだ。
廊下で別れるとき、
「これからは友達だからね!」
と言うと、小学生の時と変わらない笑顔で笑って頷いてくれた。