ふ しあわせの手紙
「うん。こんな紙だけで不幸なるわけないよ!」

ゆきちゃんを励ますように声を張り上げて言う。

「で、誰が書いたの?」

「きっと、しゅんすけくんだよ。」

「えー!」

ゆきちゃんの大きな声が響く。

「だって、こんな意地悪するのしゅんすけくんしかいないもん。」

確信を持って言う。


最近、しゅんすけくんは私にいたずらをするのだ。

ちょっかいを出してきたり、変に意地悪したり。

だから、こんなことをするのはしゅんすけくんしか居ないと思ったのだ。
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