キズナ

―タイミング悪すぎ…

やっぱり、浮気してたんだ。

聞きたくなかった。

そんな軽そうな受付嬢なんかに引っ掛かるなんて。

どんな女なのだろう。

まだ昼休みの時間はある。

1階に下りて、遠くから見ると、眼を疑った。

何と、そこには愛美がいたのだ。

「愛美?!」

「あ、お姉ちゃん!」

「あんた…何してるの、こんなところで」

「何って、働いているの」


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